僕の嫁さんは買い物が大好きだ。

頭の中の値段のデータベースには本当に感心させられる。

僕の嫁さんは買い物をするのが大好きなんだなぁと思っている。前はさほどでもなく、買い物が好きだなぁっていう程度にしか認識していなかったんだけど、最近になって僕は「嫁さんはきっと買い物が大好きなんだろうなぁ~」って気づいたんだ。なにも最新のブランド物のバッグやアクセサリーを好んで買い求めるというのとはちょっと違う。日々の生活で使う消耗品や食材、それに調味料などなど、スーパーで買い物しているときはとにかく楽しそうに見える。楽しそうに見えるけどプンプンと文句を言っている。休みの日は僕も買い物に付き合わされる。理由は「運び屋」だ。要するに洗剤やシャンプー、食用油など重量がある消耗品を買うときは持ち手が必要なのだ。「あんたが居ないから買われへんかったら、安かったのに」といつも理不尽に責められる。
それにしても嫁さんの記憶力というか、その記憶力を元にした頭の中にあるデータベースは大したもんだといつも感心させられる。「あっ、このごま油、あっこのスーパーは幾らで売ってた。」から始まって、「これは消費期限が近いから安うなってんちゃう」といいながら裏面に記載の日付を確認して「なぁ~せやろ」と勝ち誇った顔で運び屋の僕のほうをドヤ顔でみるのである。また、自分が優位な位置にいる時はすこぶる機嫌がいいのだけど、買ったものと同じものが安く売られているのを発見したときの嘆く様子は可笑しくもあるが、可哀そうでもある。それがわずか数円単位の差であったら尚更だ。


嫁さんはとにかく歩く、歩いて歩いて足で稼ぐ。そしてずっとひとり言をいいながら商品をみて回る。独り言だと思って気を緩めてスマホでも見ていると「聞いてるやろ、んま、スマホばっかみて、何してるん」と文句を言ってくる。そして手前の商品を手に取って値段を確認しながら先にある別の商品を視野の入れていたりする。通りすがりに「あっ、これ安いやん」と瞬時に見極めるが「でもいらんわ、まだ家にあるし」といった具合だ。数百円の調味料やダイコン、人参、お魚など本当に吟味して数円でも安くと思ってくれている。それでいて、使うときは一気に気前よく使ってしまう。僕の奥さんはお金の使い方がキレイだと思う。その点、僕は性根から「せこい」、ついついケチってしまう性格らしい。時と場合によってお金の使い方にメリハリを付けられずに常にせこくなってしまう。自分でもこの性格が嫌なんだけど意識してないとついついセコクなってします。情けなくなってくる。先週の日曜日に二人でユニクロに行った。僕は真っ白のTシャツが欲しかった。嫁さんが「プラスジェイ」を勧めてくれた。まぁ楽しくお買い物が出来た。えっ?プラスジェイで何か痴話げんかでもあっただろうって?いえいえ、何事もなく楽しいショッピングでしたよ(汗

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